シグナスX vs アドレスV125S!比較!通勤では燃費が大切?最高速より加速か?
2018/06/05

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YSP東京南店で新型「シグナスX SR 4型」に試乗してきました。
試乗車はマットブラックのシブいカラー。125ccスクーターの中ではダントツにカッコいい。
アドレスV125S乗りの僕がなぜシグナスX SRに試乗しようと思ったかというと、
「バイク雑誌モトチャンプで新型シグナスX SRがベタ褒めされてた」からです。
旧型に比べて加速が良いだの、ブレーキがめっちゃ効くだの、とにかく褒めちぎられてたので、ホントかよ?と、実際に乗ってみて判断しようと思ったわけです。
今回はこの新型シグナスX SRと愛車のアドレスV125Sを比較レビューし、さらに僕の個人的な意見を言わせてもらいます。
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走行性能
シグナスX SRに乗ってみて最初に思ったのは、
「スピード出してもメッチャ安定してる」
60~70km/hぐらいの安定感はハンパ無いです。アドレスV125Sはちょっとハンドルがブレるというか、少し怖いかなって思うことがあります。
加速
新型シグナスX SRは加速が良い!と耳にタコができるくらい雑誌などで言われてますが、アドレスV125Sとそんなに差がある?っていうのが率直な感想です。
アドレスV125Sの方が車体が軽いってのはあると思いますが、それに比べてシグナスX SRが特別加速が良い、とは感じませんでした。
では実際にどうなのかというと、
シグナスX SR:7秒779(100mタイム)、12秒493(200mタイム)
アドレスV125S:8秒527(100mタイム)、13秒782(200mタイム)
※MoterFan’s参考
シグナスX SRの方が速いじゃん笑。僕の体感はあてにならないようです。
シグナスX SRの安定性の高さが加速感を感じさせなかったんですかね。
といっても、通勤で使用する分には、どちらも申し分ないくらい加速感はあるのでそれほど気にすることはないかな、とおもいます。
最高速
基本的に通勤において僕は最高速を重視ししません。だって、125ccスクーターですよ?一般道しか走れませんよ?100km/hなんて出したら免許なくなっちゃいますよ!
といっても、それではレビューにならないので、雑誌の情報を参考に比較してみます。
シグナスX SR:92.5km/h
アドレスV125S:91.3km/h
※MoterFan’s参考
わずかにシグナスX SRの最高速が速いようです。これって気にならないレベルですよ。そもそも一般道でこんなにスピード出したらいけませんし。
ただ、最高速が上ということは、それだけ余裕のある走りができるということはいえるかもしれませんね。
乗り心地
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通勤をする上でスクーターの乗り心地は大切です。通勤距離が長くなればなるほど重要になります。
長距離ツーリングとかで経験はありませんか?お尻が痛くなったり、足が痛くなったり、腰が痛くなったりと。
通勤も同じです。毎日使うんですから。
シート
アドレスV125Sのシートは本当によくできてます。50kmくらい乗ってもお尻が痛くならないんですよ。
ここはスズキも手を抜いてないなって思います。
一方のシグナスX SRはちょっと固めかな?って印象です。シグナスX SRは通勤というよりスポーツ走行を重視しているので当然、そういう味付けになるのかなって思います。
走る距離が長くなるとアドレスV125Sの方が強いんじゃないでしょうか。僕の会社の同僚が、毎日奈良から大阪まで(約50km)アドレスV125Sで通勤してるのでその実力を示してる形ですね。
タイヤ
アドレスV125Sの10インチという、昔ながらの原付スクーターのタイヤサイズは少し古さを感じさせます。
小回りがきくという点ではいいのですが、見た目があまり良くないのと、スピードが乗ると安定感が悪くなります。
シグナスX SRの12インチタイヤは絶妙な大きさです。太くて大きめのタイヤは存在感がありカッコいいです。そして高速走行での安定感が抜群です。
アドレスV125Sも12インチにすればいいのに、と個人的には思いますが、差別化という点ではスズキも譲れないのかもしれませんね。
ちなみに詳細なタイヤサイズは以下のとおりです。
シグナスX SR:前)110/70-12 後)120/70-12
アドレスV125S:前)90/90-10 後)100/90-10
ステップボード
ステップボードはアドレスV125SもシグナスX SRもフラットです。通勤は気軽さや買い物で荷物を置いたりするので、個人的にはフラットフロアは必須だと思います。
両車とも必要最低限は満たしているものの、大きな違いがあります。それは足元の広さです。
シグナスX SRの方が車体が大きいので足元も広いだろうと思いがちですが、想像以上に窮屈です。足を置くところが斜めの形状になってるんですが、ここの傾斜がきついので狭く感じるんですよね。
アドレスV125Sは足置きの傾斜が自然なので、足を延ばしても広々と投げ出すことができます。この車体サイズでよく実現したなと感心させられます。
収納
収納はメットインスペースの広さが勝負ですね。ただ通勤仕様ということであれば、リアボックスは必須です。
カッコ悪くなりますけどね。
どうしてもリアボックスを付けたくないのであれば、メットインスペースは妥協したくないところです。
メットイン
アドレスV125Sはフルフェイスヘルメットを横置きにした状態でピッタリと収まるぐらいのスペースです。ヘルメット以外に物を入れることは考えてはいけません。
シグナスX SRは見た感じメチャクチャ広い!モトチャンプによるとフルフェイスヘルメットに加え、雨具、グローブ、ペットボトル1本が入るようです。
これは魅力的ですね。
具体的な容量は以下のとおりです。
シグナスX SR:29L
アドレスV125S:20L程度(未公表)
通勤性能
通勤性能とはなにも加速や乗り心地だけじゃありません。スクーターの持つ装備や使い勝手なども総合して判断すべきものですのでしっかり確認しましょう。
メーター
メーターの必須条件は「時計」が搭載されていること。通勤は時間との戦いです、これは譲れません。
アドレスV125SもシグナスX SRも搭載されているので、この点は問題ありません。
シグナスX SRにはタコメーターが搭載されてますが、スポーツ走行するのであれば面白いですが、通勤には必要ありませんね。
給油
給油回数はバカになりません。
これは燃費とタンク容量によりますので、数値で見たほうがわかりやすいですよね。
■理論上の航続距離(タンク容量 × 定地燃費)
シグナスX SR:6.5L × 43.3km/L = 281km
アドレスV125S:6.3L × 52.0km/L = 327km
■実際の航続距離(タンク容量 × 実燃費)
シグナスX SR:6.5L × 39.74km/L = 258km
アドレスV125S:6.3L × 39.90km/L = 251km
※MoterFan’s参考
シグナスX SRは燃費が悪いと色んな雑誌で言われてますが、実燃費はアドレスV125Sとほとんど変わりません。カタログ値はあくまで目安としましょう。
取り回し
これは車重が軽いことが大前提でしょう。通勤帰りは買い物など寄り道することもあるので、疲れてる体には軽量な車体がなにかと便利です。
車体の大きさから一目瞭然ですが、アドレスV125Sの方が圧倒的に軽いです。
でも、シグナスX SRも新型になって、ホイールの肉抜きなどでかなりの軽量化が図られています。
では実際の数値を見てみましょう。
シグナスX SR:118kg
アドレスV125S:101kg
アドレスV125Sの方が17kg軽いですね。5歳児の子供1人分(約17kg)と考えるとこの差は大きく感じますね。
ハンドル幅
125ccスクーターの強みは小柄な車体を生かしたすり抜けではないでしょうか。※危険なので無理なすり抜けはやめましょうね。
その中でハンドル幅は重要な要素です。車体が小さくてもハンドル幅が広かったらすり抜けはできませんからね。
では数値(車幅)を見てみましょう。
シグナスX SR:1895mm
アドレスV125S:1780mm
この数値で注意が必要なのは、ミラーを除いた車幅ということです。
すり抜けはミラーを付けた状態となるので、ミラーを含めて考慮しておきましょう。
以上、シグナスX SRとアドレスV125Sの徹底比較レビューをしました。全て僕の個人的な意見なので参考程度としてくださいね!
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