SWISH(スウィッシュ) VS リード!比較!収納力の勝負は?通勤性能はどっちがいい?

   

スタイリッシュなフォルムと工夫が施された設計が発表段階でも話題を呼んだスズキの最新作、SWISHと
発売から時間が経っているにも関わらず、レビューサイトやブログで乗り換えて良かったという声が見られるホンダのリード。
今回はこの2車種について、通勤時のスクーターとして適しているのかという目線を交えながら比較を行っていきます。

かたや2018年6月に発売された最新モデル、かたや現在のスタンダードモデルと言っても過言ではない愛好家も納得の名機、ということで
簡単に言えばこの比較は実力派車種の新旧対決という形になると思います。

それでは早速、以降より各ポイントをチェックしていきましょう!

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<h2>走行性能</h2>

走行性能についてはまずデータからご覧ください。

・SWISH

最高出力6.9kW/9.4PS/7,000rpm
空冷2バルブ単気筒SOHCエンジン使用
定地燃費値(60km/h)燃費消費量51km/L(二人乗り時)

・リード

最高出力8.3kW11PS/8,500rpm
水冷単気筒グローバルエンジン eSP水冷エンジン使用
定地燃費値(60km/h)燃費消費量52.2km/L(二人乗り時)

見て分かる通りエンジン自体が違う関係もあり最高出力値に差が出ています。リードのパワーなら坂道等でもストレス無く走らせることができるでしょう。
ただSWISHもスムーズな乗り回しが行えるという、リードには無い特長を持っているため、このデータでの差はあくまで方向性の違いとして認識した方が良いかもしれません。

<h3>加速</h3>

最大トルク数ですが、SWISHは10N・m/6,000rpm、リードは11N・m/5,000rpmという形になっています。
今回は実際に乗車をして各点をチェックしているのですが、加速度についてはどちらも通勤で不便さを感じることはないと思いました。

お互いに80km/h以降もスムーズな形でスピードが伸びます。この辺のクオリティの高さはさすが新旧の名機といった感じですね。

<h3>最高速</h3>

走ってみた所、SWISHは最高速92km/h程度、リードは最高速106km/h程度という結果に。
エンジンやトルク数が違うので最高速の差が出るのはしょうがないかなと思います。

一応、90km/h以上出ていれば通勤面では問題ないのでこの点については両方合格ラインに達していると判断しても良いでしょう。

<h2>乗り心地</h2>

SWISHは乗りやすさをコンセプトの一つにしているだけあってリヤの減衰とショックに対する工夫が効果的に行われています。
個人差はあるかもしれませんが長時間乗車していても特に疲れは感じませんでした。

一方比較対象のリードですが目立つ程ではないものの、そのパワーによる反動が少し抑え切れていない印象。酷くはないのですがSWISHと比べると
乗り心地の面で劣る感じがしますね。1年程度乗り回したリードだと揺れは全然感じなかったので、サスペンションの硬さが取れてからが本領発揮なのかもしれないです。

<h3>シート</h3>

シートが柔らかい部類のSWISHに比べてリードの場合、プラスチックのイスに座ったような硬さを感じます。
快適に乗り回したい方はカスタムが必要かもしれません。

ちなみにシート高に関してはSWISH、リード共に760mm。
同じシート高なのにリードの方は背が低い人や女性から足が届かなくて大変、という声も挙がっているようです。

これらの事柄を含めて考えるとシート面や足つきの良さはSWISHの方に軍配が上がります。

<h3>タイヤ</h3>

SWISHは安定性の高い前後10インチ(前後100/90-10)のタイヤを採用しているためタイヤすべりが滑らかです。コーナリングの多い場所や狭い小道を走っていても
苦に感じることはそこまで無いでしょう。

リードはバランス調整のためかインチの違うタイヤを付けているので(前90/90-12、後100/90-10)心なしかカーブ等で後ろのタイヤを引きずるような感覚を覚えます。
雨で濡れた道なんかだと不安を感じることも多いかもしれません。タイヤを替えて安定性を高めた方が乗りやすさは格段に上がりそうです。

<h3>ステップボード</h3>

SWISH本体は

全長(mm)1,840
全幅(mm)680
全高(mm)1,130

といった感じのシャープサイズ。そのコンパクトさ故に足の置き場にちょっと困りそうだなと乗車前は感じていたんですが
実際乗ってみるとそんなことはなく足元はゆったりしていて快適でした。足の置き場所が狭いと走行性能が優れていても乗りにくさを感じてしまうことがあるので
この仕様はユーザーにとって大きな魅力と言えるでしょう。

一方、比較対象のリードはというと

全長(mm)1,830
全幅(mm)690
全高(mm)1,095

と、そこまでSWISHと変わらないサイズの割には足元がやや狭い感じ。
SWISHのフラットな足元を体験してしまうと、足を投げ出せないリードの設計にはどうしても窮屈さを覚えてしまいます。

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<h2>収納</h2>

通勤時に利用するなら、スクーターの収納性にも注目したいですよね。
多く収納できる程、仕事道具の持ち運びはもちろん、帰宅時の買い物が行いやすく日々の生活が快適になります。

気なるSWISHの収納性能ですがペットボトルが2~3本入るインナーラック、シート下にフルフェイスヘルメットを入れても薄いバッグならまだ入りそうな
収納ケースが用意されています。データでは容量が28リットルとなっているようです。

この数値はリードの37リットルという大容量には負けてしまうものの、現在発売されているスクーターの中で言えば決して低いものではありません。

<h3>メットイン</h3>

SWISHはメットの向きよってきつい感じがするかも知れませんが基本的にはスムーズなメットインが可能です。
一方、リードの方は収納容量が素晴らしいもののフルフェイスヘルメットを入れるには深さがやや足りないように感じました。
上手く入れられたとしてもモノによってはシートが浮いてしまう可能性もあるようです。

<h2>通勤性能</h2>

どちらの車種も致命的なマイナス要素は殆ど無く総合的に優れた性能を持っています。
正直な話、比べるにしても甲乙が中々付けづらい要素も多いです。
基本性能がしっかりしているならシャープな走りを求めるか、パワフルさを求めるかなんて好みの差次第としか言いようがありませんからね。

しかし、あえて決めるなら僕的にはやはりSWISHの方が魅力的に映りました。ほぼ欠点の無い安定した走りはもちろんですが、決め手になったのはエンジン音の違い。
えっ?何でエンジン音?と思う方もいるかもしれませんね。些細なことですがリードのエンジン音は静かすぎるんです。

これでは周囲の人にバイクが走っているということを示しづらいんじゃないかなと思いました。イヤホンを付けている人ならバイクが近くを通っていないんじゃないかと
錯覚しそうな程で、ちょっとした怖さを乗車中に感じたんです。また、音が小さいことによってエンジンの不調にも気づきにくいような気がします。

だからと言って音がうるさければ良い訳ではないですが静か過ぎるのも問題かなと感じました。
他にもリードは、乗る側からだとヘッドライトに暗さを感じるのが気になります。

<h3>メーター</h3>

機能として違いはあるもの、通勤で必要最低限な要素(時計、燃料計等)はどちらも揃っています。
SWISHは数色使って色分けしてわりとお洒落な印象、リードは同系色でシブくまとめた大型メーター中心のレイアウトです。
良し悪しというよりは好みで選んでも問題ないでしょう。

<h3>給油</h3>

SWISHはフロントインナーラックのサイド部分に給油口が取り付けられているので給油が容易に行えます。
スクーターに乗り始めたばかりの人でも給油で失敗しにくいでしょう。

一方、比較対象のリードは給油をしっかり行わないと燃料が溢れたりしてしまう可能性があります。
実際に給油を行ってみましたが慣れてない人は取り扱い説明書を読んだ上で作業を行う方が良いでしょう。
給油時は前かがみになることを強いられるので給油状況のチェックが行いにくいというのもネックです。

ちなみに燃料タンク容量は下記のようになっています。

SWISH:5.5L
リード:6.0L

リードの方が多く入りますが、どちらも1~2週間に1回の給油サイクルがあるということを考えるとそこまでの差は無いように思えます。

<h3>取り回し</h3>

共に車両重量は114kg、コンパクトな部類の車種なので取り回し能力は高いです。
女性や力の無い人でも駐車やスタンド掛けがスムーズに行えるでしょう。

<h3>ハンドル幅</h3>

車体の大きさはお互いそこまで違わないのですがSWISHのハンドル幅はゆったりめで、ヒーターや防風カバーの設置等
細かい工夫がなされています。そのため寒い時や風が強い時でも体に負担を掛けず運転が行えるでしょう。

比較対象のリードは、というとこちらのハンドルはコンパクトな形状になっています。
ハンドル位置を高めにしており、操作する腕の力を求めない仕様になっているのがポイントです。

<h2>まとめ</h2>

今回はスズキのSWISHとホンダのリードに対して、どちらが通勤に適しているのかという観点から細かい比較を行ってみました。

軽やかな乗り回しが魅力であるSWISHとパワーのある走りが行えるリードという、タイプが違うもの同士の比較でしたが
どちらも新旧を代表する名機ということで共通している部分や甲乙付けがたい部分も少なからずあり、有意義な比較が行えたと思います。

ただ、通勤性能が優れているのかをあえて決めるとするならば、やはりコーナリング性能や加速が申し分なくシートやステップボードでストレスを感じにくい
SWISHの方に軍配が上がるでしょう。利便性の高さは走る際の快適さにも繋がりますので、その点について設計段階からしっかり考えてあるなという印象です。

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